2020/12/17
前回の記事はこちらです。
昨日は、20周年を迎えたMaster of Epic(MoE)が今も続いており、新しいコンテンツやシステム変更も行われているという話を書きました。
では、現在のMoEではプレイヤーはどのように遊んでいるのでしょうか。
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それぞれの島生活
現在のMoEで大規模コンテンツの中心になっているのはレイドです。ただ、島にいるプレイヤー全員がレイドをしているわけではありません。ワラゲ、生産、ペット育成、ファッション、そしてチャットなど、それぞれが好きなことをして過ごしています。
ワラゲは、島民が減った影響もあって昔に比べるとかなり小規模になっています。それでも日時を決めて集まる活動は続いているようで、現在のビルドを前提とした戦術研究も行われています。規模は変わっても、対人戦を研究して楽しむ文化そのものは残っています。
生産も人口減少によって消費が減ったため、昔のような大きな商売というより趣味として楽しむ側面が強くなっています。それでも、特定の商品を常に店頭に置いて常連客を作ったり、最新のレシピで作れる装備を並べたりと、やれることは意外と多くあります。
ペット育成は、昔に比べれば育成環境が整っているため、育てること自体は楽になりました。それでもペットを一から育てるのは相変わらず苦行です。特定のノウハウを持たない初心者には、あまりお勧めできません。ただし、期間限定イベントやコラボなどで育成が容易になる時期もあります。ペットを育てたいなら、そうした時期を狙うのも一つの方法です。
ファッションは、装備品が増えたことに加えて、性能とは関係なく見た目だけを設定できる「おしゃれ枠」が実装されたことで、以前よりも盛んになっています。運営主催のファッションコンテストも定期的に開催されており、単純に強い装備を揃えるのとは別の楽しみ方が成立しています。特定のキャラクターを再現するような遊び方もあります。
そしてチャット。これは昔から大きく変わっていません。共通の趣味を持った仲間とゲーム内で話すこと自体を楽しむ。攻略や育成を目的としなくても、そこに人がいて話せることが遊ぶ理由になります。
現在の戦闘用ビルド
戦闘用キャラクターを育て、レイドなどで成果を試したり、実戦を通して練習したりするのは、現在でもMoEの基本的な遊び方です。
ただし、ビルドの作り方は昔とはかなり変わっています。以前は基本テクニックを基準にして850ポイントをどう割り振るか、という考え方が中心でした。現在は複合テクニックを中心としたビルドが増えており、「この複合テクニックを使いたい。そのために850ポイントをどう割り振るか」という逆算も行われます。
装備についても、単純に性能が高いものを使うというより、特定の効果が付いた装備を組み合わせることが重要になっています。クリティカル率上昇、ディレイ短縮、特定スキルの効果アップなどは人気の高い効果です。
例えば「ジェネレイトボディ」という複合テクニックがあります。効果時間は短いものの、非常に大きな回復量を持つテクニックです。これにディレイ短縮装備を組み合わせて再使用までの時間を短くし、さらに暗黒命令スキル効果UPの装備で効果時間を延ばすことで、ほぼ常時発動できるようにする。そうすると、ジェネレイトボディを中心とした耐久型のビルドが成立します。
このように、現在のMoEではスキル、複合テクニック、装備品を組み合わせて、一つのビルドを作っていきます。
とはいえ、万能型より特化型のほうが強力という基本的な考え方は昔から変わりません。複数の役割を持たせることは珍しくありませんが、それは性質の似た役割を組み合わせる場合が中心です。まったく違う性質のことをしたい場合には、複数のキャラクターを育成するのが今でも一般的です。
最先端だけが現在のMoEではない
課金アイテムの性能が積み重なったことで、最先端のビルドはかなり高性能になっています。しかし、それがそのまま一般プレイヤーの標準というわけではありません。
高性能な課金アイテムが実装されることで、それよりやや劣る型落ちのアイテムが優秀な性能を保ったまま流通するようになります。プレイヤー間で取引されるため、最先端を追わなければ比較的手軽に強力な装備を揃えることもできます。
そのため、トッププレイヤーと比べれば見劣りするものの、十分な戦力を持ったキャラクターをそれほど苦労せず作り、そこから自分の好きな島生活を送ることもできます。
しかも、強力な装備を使えるようになったことで、昔よりもビルドの幅は広がっています。中には、戦闘能力を十分に確保したうえで生産スキルを持たせるなど、性能だけではなくロールプレイを重視したキャラクターを好む人もいます。
そしてレイド
現在、多くのプレイヤーが集まるコンテンツの中心となっているのがレイドです。基本的には特定のボスと戦うコンテンツですが、長く運営されてきたことで戦うボス自体も増えています。
レイドでは、単純にキャラクターの性能が高ければいいというわけではありません。ボスの動きを理解し、攻撃を避けたり適切なタイミングで行動したりするプレイスキルも必要になります。自分で作ったビルドが実際の戦闘でどこまで通用するのかを試し、練習する場所でもあります。
私はプレイスキルについて詳しく語れるほどやり込んでいるわけではありませんが、ビルドについては、現在のMoEではこうした組み合わせを考えること自体が一つの楽しみになっていると感じます。
変わらぬ「ボク流」
現在のMoEは、強力な複合テクニックや特殊な効果を持つ課金アイテムを中心とした遊びになっています。20年前と比べれば、キャラクターを作るための材料はずっと増えました。
それでも、それを使って何をするのか、細かなスキルをどう割り振るのか、どの装備を組み合わせるのか、そして何よりどんな見た目にするのか。そこまで含めれば、同じようなキャラクターはいても、完全に同一のキャラクターはほとんどいません。
ギンギンに性能を求めてもいい。まったり島で生活してもいい。ネタに走ってもいい。
昔から変わらない、混沌としたダイアロスはまだ存在しています。そして20年分の要素が積み重なったことで、「ボク流」の遊び方はむしろ広がっているのではないでしょうか。
これが、現在のマスターオブエピックだと思います。